【剣盾/ダブル】多段脱出ギミック
はじめに
ども。新しいルールがきたとき用に温めておいたギミックてきなものがあるんですが、温めすぎて腐ってしまったので供養とかします。凄いオシャレで気に入ってるんですが、多分既出かもしれないです。そうだったらごめんなさい。
長い上に回りくどいのでここだけみてくれればおけです。
あ、鎧環境での話です。
ギミックについて
みんな知ってると思いますがこの並びは、優先度の高いドレインキッスorギガドレインでヌメルゴンの弱点保険or草食を発動させるやつです。一時期自分はこの並びを使っていましたが、一見強そうでそこまで強くないというのが正直な感想でした。
ヌメルゴンの火力や素早さが半端でせっかく能力を上げても相手を倒すことができず切り返されたり、2ターン目には上から殴り倒されるのでサイドチェンジやトリル択にもっていかなければそのまま負けてしまうみたいな状況が多発したからです。
特にヌメルゴンの火力がひどいのが歯がゆい。せっかく弱保を起動させてやってるのにえ?それも落とせないの?みたいなことが多くて非常にストレスが溜まる。
どうにかならないかなぁーとヌメルゴンについて色々調べていくと、ヌメルゴンの特性に目が留まりました。
ランクバトルでは、ヌメルゴンの特性は「草食」一択といえるほど草食の採用率が高いです。草技をヌメルゴンに撃つことで能動的に攻撃をあげられるのは勿論のこと、被弾すると非常に面倒なキノコの胞子や眠り粉を無効化できるため、特殊型であっても草食を採用するのベターでした。
しかし、そんな環境だからこそヌメルゴンの特性を草食にする必要はないのではと考えました。草食の採用率が高いあまり皆が草食を警戒し、4,5桁の民以外は草技を撃ってこなくなるからです。のような構築はサイクル下で弱保を起動させるのではなく、初手から弱保を起動させる動きが一般的です。つまり草技にヌメルゴンを受けだすという動きをとることが少ないので、ヌメルゴンが特殊型の場合草食が完全に腐ってしまっていると感じました。
そこでヌメルゴンの夢特性である「ぬめぬめ」に白羽の矢が立ちました。
ぬめぬめと脱出パック
ぬめぬめとは接触技を被弾した際、接触した相手の素早さを1段階下げる特性です。 今作の象徴ともいえるダイマックス技は非接触技なので発動機会があまりなく、実用性に乏しい効果ではありますが能動的に発動させることができる特性でもあります。
でいえばドレインキッスが当てはまります。ドレインキッスは特殊技にしては珍しい接触技で、ヌメルゴンに撃つとキュワワーのSが下がります。つまりキュワワーが脱出パックを所持していた場合、ヌメルゴンの弱保を起動させつつ脱出できるわけです。
相手視点ではヌメルゴンにダメージを与えても次のターンにフラワーヒールで回復されること、サイドチェンジやトリックルームが面倒なことからキュワワーに攻撃を集中するケースが多いです。キュワワーを倒そうとしているのに脱出されるのは相手からしても面白くないのではないでしょうか。
そしてこれがこのギミックのメイン。脱出先にを召喚。の特性パワースポットは場に居るだけで隣のポケモンの火力を1,3倍にします。つまり1ターンでヌメルゴンの火力を弱保の2倍×パワースポット1,3倍=2,6倍引き上げることができます。
この状態の流星群ベースダイドラグーンの火力指数は97,188。無振りDM程度なら一撃。これでヌメルゴンの火力に悩まされることはなくなりました。
これに似た脱出ギミックがいくつかありますが、キュワワーはこの指に阻害されず自身よりも遅い猫騙し持ちの上から行動できるのが良いですね。
・蜻蛉からのだし。
・カーリーヘアー脱出パックマッパからのだし。
脱出ボタン
+@で回していましたが早速壁にぶち当たりました。
こいつが即死する。それもそのはず、こいつらは鋼が一貫するのでイシヘンジンを受けだしたら鋼技が直撃したり、イシヘンジンの特殊耐久(D種族値20)がうんこすぎてかすり傷が致命傷になってしまったりで、集中されすぐに出落ちする試合が多発しました。こうなるとヌメルゴンの火力が悲惨なことになり、次のターンにサイチェン択みたいな最初に書いた状況に陥ってしまうことに。
これを防ぐために脱出ボタンを用いることにしました。キュワワーのを脱出先を高耐久脱出ボタン持ちのポケモンにすれば、高耐久ポケモンが1回攻撃を耐えて脱出し、安全にイシヘンジンへ繋ぐことができます。イシヘンジンが1回でも攻撃を耐えればギミックは成立するので、必然的に襷を持たせることになりました。
肝心の脱出ボタンを誰に持たせるかですが、耐久が合って鋼に耐性があるポケモンが望ましいのでにしました。威嚇があればヌメルゴンの微妙な物理耐久も補強できます。
すべてがうまくいけば1ターンで疑似的にAC2,6倍B1,5倍のヌメルゴンが爆誕するギミックになりました。
動かし方的な
①
ドレインキッスを撃ってぬめぬめと脱出パックを発動させます。相手の交代やダイマックスをみてから交代先を選べるのが偉いです。状況をみてガオガエンかイシヘンジンに交代します。
②
ガエンが威嚇を撒きつつ攻撃を受けて脱出します。ここでも相手の攻撃技をみてからキュワワーかイシヘンジンどちらに交代するのか選べるのが偉いです。
③
パワースポット+弱保の火力を押し付けます。
構築案
キュワワーと相手の威嚇が対面するとキュワワーが脱出してしまいギミックが破綻するので、初手の威嚇をけん制するために勝気と負けん気を入れました。見せポケです。
各々の調整や技は特筆するものがないので省略(もう疲れた)。
所感
強いところ
・こんなややこしいことしてるのにギミックの成功率が高い。
・ヌメルゴンの火力が高い。環境に居る大体のを一撃、無振りDMをダイサンダーでワンパンできるので数的有利を取りやすい。
弱いところ
・ギミックに全振りしている関係で各々の単体性能が低い(特にガエン)。ヌメルゴンでいかに相手を削れるかに全てがかかっている。
・威嚇を牽制しつつこの4体と戦えるポケモンは多分存在しないので、必然的にこのギミックのみで戦わなければならず選出の幅がとれない。
・ミラーがしんどい。サイチェンや相手の弱保、互いのSラインとかややこしすぎる。
・ヌメルゴンの火力があと1歩足りない(大問題)。耐久に振ったDMダイサンダー耐えます。1回にドラグーン耐えられて、トリル黒い霧されて家の窓から転げ落ちました。
・脱出トリックを躱す手段がサイチェンしかなく、その間にキュワワーの能力が落ちたら即脱出。
・そのたいろいろ
・・・弱くね?当時の環境ではすげー頑張ればぎりぎり最終2桁に残れる程度だと思います多分。雪原に入ってからは全てについていけなくなりゴミと化しました。
ただ芸術点があまりにも高すぎるので実質レート2500です。おしまい。